【2021.8.4現在】格安メガネ御三家『Zoff』『JINS』『OWNDAYS』の比較

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眼鏡屋してます^^

どうも、メガネマンです(^^
メガネが壊れてしまった、新しいメガネが欲しい、度数を変えたい!
様々なお客様がいらっしゃいます

しかし、一番店頭で聞かれる質問は、

「結局いくらで作れるのですか?」

大体この質問が全体の9割を占めています
これは従来のメガネ屋のシステムでは、

  1. フレームとレンズの料金が別々
  2. 店員さんに聞いてもレンズだけでも種類が多く、難しい
  3. 結局オススメされるがまま購入
  4. 当時のメガネは安くても数万円=高価な品物というイメージ

このような経験や知識から非常に不安に思われているお客様が多いです

チェック

以前のメガネは値段が高いのは当たり前、メガネの購入は複雑

しかし、現代社会では格安メガネ店が多数存在し

  1. フレームとレンズの料金が込み
  2. レンズの種類も絞っているので分かりやすい
  3. べったりつくような接客はしない店が多い
  4. 数千円から作れる=手軽な日用品、ファッション用品

以前のような不透明な部分は少なくなりました

チェック

今ではメガネは数千円、手軽に買いやすい身近なものになった

しかし、その良い流れの一方でたくさんの格安店が誕生
どの店が良いのか?何が違うのか?
分からなくて困っているお客様がいらっしゃるのも事実です

そこで今回は格安メガネ店の中でも有名どころの3社を比較してみました
これを見ていただければ各社の違いもより明確になり、さらに買い物の
満足度が向上すること間違いなしです(^^

それでは早速いってみましょう♪

格安メガネ店3社の比較【2021.8.4現在】

会社名(ロゴ)
出店日2001年2月 東京にOPEN2001年4月 福岡にOPEN2002年8月 東京にOPEN
店舗数(各社HP公表)国内254店舗、海外43店舗国内415店舗、海外208店舗 国内175店舗、海外200店舗
価格(レンズ代込・税込)5,500円~5,500円~5,500円~
特徴・球面レンズ標準装備
・ブルーライトカットレンズ無料
・薄型非球面レンズ標準装備・薄型非球面レンズ標準装備
・見え方保証1年など保証が充実
レンズ交換価格(税込)3,300円
(ただし他社持込みは+3,300円割り増しに)
5,500円~7,700円~
各社サイト詳細を見る詳細を見る詳細を見る

Zoffについて

Zoffは3社の中で一番初めにOPENした店舗になります
いわゆる「3プライス」「SPA方式」をメガネ業界に持ち込んだパイオニアです

3プライスとはその名の通り3つの価格帯から構成される商品のことです
レンズ込みの値段で今までの不明確な部分を無くしたのは素晴らしいことです

しかし、悲しいことに既にZoffは3プライスを辞めております
とはいえレンズ代は込みなので明確なのはそのままです!

SPA方式について有名なのはアパレル業界でしょう(ユニクロなど)
SPA(speciality store retailer of private label apparel)
製造小売業という意味で、自社製品を自前の小売店で販売することです
卸売りをしないのでコストを抑え、利益を上げることが出来ます
反面、在庫は全て自社で捌かさなければなりません

またアパレルらしくモデルなどを起用したおしゃれな商品、演出も
Zoffの特徴だといえます

しかし、3社の中で一番大きな欠点があります
それは標準、つまり価格込みなのは球面レンズということです

球面レンズって何?美味しいの??

東海光学様 サイトより

球面レンズとはレンズ自体にカーブがあり、中央部分とその周辺部の見え方に
差が出てしまうレンズです
また近視度数が強いほど周辺部の厚みも厚くなり、見た目も悪くなりがちです

他の2社は非球面レンズを標準としているのでこの差は大きいですね
非球面レンズについては次のJINSの項目に記載しています

Zoffでは非球面レンズは有料オプションとなっております
ただし、球面レンズは駄目という訳ではないので度数が強くない方や、
お洒落なメガネが欲しい方は検討しても良いと思います

またブルーライトカットレンズ無料もZoffだけの特徴です
その他有料のオプションレンズも豊富で、世界最薄の両面非球面レンズ、
イエローライトカットレンズなども取り扱いがあります

チェック

・Zoffはお洒落なメガネが多い
・標準で付いているのは球面レンズで歪みや厚みが出るかも
・有料オプションレンズの種類は多い

JINSについて

JINSはここ最近のメガネ業界でも一番勢いのある企業です
歴史もほぼZoffと同時期くらいで4プライスでの価格込み、SPA方式を採用する
など格安メガネブームの火付け役を担っています

また商品の開発力も3社の中では優れており、ブルーライトカットの『JINS SCREEN』や
花粉対策で目の保湿も配慮された『JINS PROTECT-MOIST』、遂には自社でコンタクト
レンズも手掛けるなど非常に精力的です

JINSが新商品を出す→他2社が真似をするというのもよく見かけます
これに関してはどの業界も同じですが(^^;

商品だけでなくレンズにもいち早く革新を起こしており、
全ての商品に非球面レンズが装備となっています

さっきの球面レンズと何が違うの?

東海光学様 サイトより

上記の写真は同じ度数、同じ型のレンズです
先ほどのZoffの項目では見え方の違いについて写真を載せていました

非球面レンズはレンズのカーブをフラットに近づけることで歪みを減らしています
目が小さくなるのを多少改善する効果もあります

最大の特徴は、球面に比べると薄く仕上がることでしょう
(ただし薄型にするよりもフレームのレンズの大きさや形を変える方が効果的な
場合もあります)

これで税込み5,500円からメガネが作れるのは企業努力ですね
なお、非球面レンズの種類(屈折、薄さにも関わる)は基本的に選べないので注意です
一応見え方と絡めて最適なものを選んでくれているそうです

有料オプションレンズも一通り揃っています
近視抑制に期待できるバイオレットレンズがあるのは面白いですね

あとは、個人的なJINSの特徴としては店員さんがあまり話しかけてこないことです
これは賛否両論だと思いますが、個人的には嬉しいです
(ZoffやOWNDAYSは凄く声をかけてくる)
今まで利用した数店舗ではそのように感じました

チェック

・JINSは商品の開発力が高く、先進的
・標準で薄型非球面レンズが付いているので強度数の方も安価に作りやすい
・店員さんの接客は割と控えめ(個人的な感想)

OWNDAYSについて

最後はOWNDAYSについてです
OWNDAYSは後発ながら色々と挑戦的、独自路線を開拓しているイメージです
海外出店に力を入れているのも特徴ですね

田中社長自らTwitterで情報を発信
Youtuberの「ヒカル」さん達とコラボしたり、サウナ専用メガネを販売したりと
同じメガネ業界で働く身としては面白いことをするなぁと楽しみ(?)にしています

OWNDAYSは様々なメディアでも取り上げられましたが、多くの修羅場を潜って
きた不死鳥の如くな企業です
国内だけではなく海外出店を精力的に進めているのもそのような事情が絡んでいると
考えています

店舗ではRayBanのサングラスなど自社以外の取り扱いもあるのも特徴です
例に違わず非球面レンズは標準装備となっています

あとは保証内容が3社の中ではバランスが取れています
レンズの見え方だけでなくフレームの盗難や破損の保証もあり、3社の中では
かなり手厚いイメージです

小さなお子さんやスポーツをされる方でも安心ですね(^^

チェック

・OWNDAYSは会社、サービスともに独自性が強い
・標準で薄型非球面レンズが付いているので強度数の方も安価に作りやすい
・フレームの補償内容が充実している

まとめ

みんな違って、みんないい

同じように感じる格安メガネ店ですが、それぞれに違いがあります
私自身、メガネ屋で働いていますが色々な店に行くのは本当に楽しいです

今回のまとめでメガネを作りたい!と思ってもらえたり、格安メガネ店に行く際の
参考になれば幸いです(^^

何か質問などがあればお気軽に送って下さい♪
Twitterの方でも情報を発信していますので、そちらでも大丈夫です><

よりよい視生活をサポートしていきます!
それではノシ

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