「上司はどうして怒鳴ってくるんだ」
「親がグチグチとうるさい!」
「お世話になった方へ手紙を送りたいけど、何を書けばいいのか」
今の世の中で誰とも関わらないで生きる!というのはなかなか難しいです
家庭や仕事など生活のあらゆる面で他人が存在します
(ここでの他人は自分以外という意味)
1 仏語。内省して自己の仏性・仏身などを観じること。観心(かんじん)。
2 《introspection》心理学で、自分の意識やその状態をみずから観察すること。内省。自己観察。
(出典 小学館デジタル大辞泉)
上記は辞書での意味ですが、宗教?と感じた方もいるかと思います
元々は浄土真宗の一派に伝わる精神修養法でしたので、そのように感じるのも無理はありません
実際に私も以前はそう思っていました(^^;
しかし、内観は宗教ではありません
内観は宗教色を省いたもので自分を第三者視点で捉えることで自分自身、関わりのある他人との関係を客観的に考えることが出来ます
私生活は勿論、ビジネスなどあらゆる点での自己分析や振り返りに応用が出来ます
次でやり方について詳しくみていきましょう
【補足】私は内観について勤めている会社の研修で習った上で、
オリジナルな解釈や簡単に出来るアレンジを加えております
正式に内観について学びたい、もっと深くしたいという方は公式団体をご利用ください
内観には2種類あり『集中内観』と『日常内観』があります
『集中内観』とは部屋の中で仕切りを作り、そこで一人で席から立たずに以下の3点
「良くしてもらったこと」
「良くしたこと(お返しをしたこと)」
「迷惑をかけたこと」について一人ずつ考えていきます
はじめは両親について、続けて家族、友人と同様に繰り返していきます
これをトイレやお風呂以外、1日中行い1~2週間程行います
長すぎて無理、絶対む~り~~!!
本来の『集中内観』は現実に取り組むのはなかなか難しいです
実際に私の時は会社の泊まり込みの研修の1日を使って行いました
これは、『集中内観』はこの後に説明する『日常内観』の為の土台作りでも
あるからです
興味のある方や本格的にしたい方は休日などを使って行うと、
より力を付けることが出来ます
とはいえ会社勤務のサラリーマンには辛いものがあると思います(^^;
大丈夫です!ここでは簡単に取り入れるための方法を伝授しています
集中内観とは何かということだけ、ここでは覚えておいて下さい♪
ここからが今回の記事でオススメしている内観、『日常内観』についてです
『日常内観』とは本来は『集中内観』で行ったことを毎日しましょう、
というもので1~2時間ほど行います
少し違うのは時間の半分は今までの過去、残りの半分は昨日1日の自分について先ほどの3点、
「良くしてもらったこと」
「良くしたこと(お返しをしたこと)」
「迷惑をかけたこと」
を考えることです
何だか難しそう。。。という内観を知らない方でも
今日から簡単に始められるメガネマン流日常内観の方法をまとめました!
1.毎日15分内観の時間を作る(就寝前がおすすめ)
2.その日の3点についてノートに書きだす
3.1週間→1か月毎に見直す
たったこれだけです
いかがでしょう簡単に始められそうではないですか?
朝ではなく就寝前にオススメしているのは、その日の内の記憶を
出来るだけ精密に振り返れるからです
朝活ですると忘れてしまっている可能性があります
ノートに書くのは頭で考えるよりも書き出すほうがより明確にしやすい、
思い出しやすくなる効果もあります
日記を付けている方は併用しても良いと思います
そして見直しですが、実はここがかなり重要です!
見直しをしてみるとここ最近の自分と周りの他人について深く見つめなおすことが出来ます
そして恐らく多くの方が3点の中の「良くしたこと(お返しをしたこと)」は多く、
細かく書き出せているのではないでしょうか?
また、苦手な上司や好ましくない相手についてはあまり振り返れてはいない状況に
なってはいないでしょうか?
『メガネマン流日常内観』ではこの気付きを大切にしています
人間はどうしても他人に良くしてあげたことの方が、他人から良くしてもらった
ことよりも多く覚えているものです
自分が良くしてあげたことと同じことを他人から受けてはいませんか?
これに気付けば上司や先輩、部下との関係も必ず変わります
とことん振り返って、全く一つも良くしてもらっていない!という人がいれば
出来る限り関わらない方が良いです
ほとんどの方が1つくらいは良くしてもらったことがあるはずです
では実際に具体的な例にて問題を解決してみましょう
上司の方について3点を内観にて考えます
嫌な上司といえども何かしらお世話になったことがあるはずです
業務上のミスの責任を取ってもらった、業務を学んだ、昇進させてくれた…etc
すると、嫌な上司は今まで自分の支援をしてくれている=この指示は成長のための課題
こんな考え方も出来るはずです
その瞬間から嫌な上司ではなく自分の応援団に変えることが出来ます
両親についても3点を内観にて考えましょう
今まで育ててもらったことへの感謝や、両親の物事への考え方がまとめられるはずです
本当に自分の意見を受け入れてもらうべきなのか否か
受け入れるべきだと決定した場合にどのような方法がベストなのか?
両親がTVや雑誌などのメディアに影響を受けやすい方なら
さりげなく目に入るようにしたり、
逆に頑固で否定しかしない方であればまずは両親側の意見を認めYesを引き出し、
そこからButを両親自身に気付いてもらうように話を進めていく解決策などが
自然と出てくるようになります
恩師や友人についても同様ですが、
この場合3点についての内観で重視すべきは
『具体的に』思い出すということです
これについては他の状況での内観でも共通なのですが、お世話になった方や
親友へのお礼などは特に大切です
漠然とありがとうと言われるよりは「〇〇の時は助けてくれてありがとう」、
「新人の時に教わった〇〇は今でも本当に為になっています」
など具体的な文言の方が相手の感情に訴える力が増します
内観で事前に振り返っていた方がすらすらと言えるので考え込んで話すよりも
好感触なのは間違いありません
内観はあらゆる問題を解決するための視野を拡げ、解決率を高めてくれます
1.毎日15分内観の時間を作る(就寝前がおすすめ)
2.その日の3点についてノートに書きだす
3.1週間→1か月毎に見直す
人間が悩むことの全てに人間関係が関わるといっても過言ではないと思います
私が新卒で入った会社はブラック企業でした
早朝から深夜まで働いていました
身体は疲れ果て、休日も電話や呼び出しがある為ろくに休むことも出来ませんでした
しかし、一番つらかったのは人間関係でした
本社の役員からは暴言を浴びせられ、店では若い社員の話を社歴の長いベテラン勢は
否定ばかりで聞く耳を持ってくれませんでした
しかし、一番つらかったのは人間関係でした
本社の役員からは暴言を浴びせられ、店では若い社員の話を社歴の長いベテラン勢は
否定ばかりで聞く耳を持ってくれませんでした
ある朝私は布団から体を起こすことが出来なくなっていました
病院で鬱病の診断を受けて、会社からは何とか1ヶ月の休暇をもらいました
その時も何とかしないと、何とかしないと焦ってばかりで何も考えることが出来ていませんでした
そんな時に会社の希望参加型研修でこの内観と出会いました
厳密には社員研修という中で既に軽くは内観について知ってはいたのですが、
実際に体験はしたことがありませんでした
そこで専門の講師の方主導で1日泊まり込みで集中内観を行い、
日常内観についても学びました
そこでの結果は本文の通りで、今までの振り返りをすることで
冷静に分析が出来、問題点や解決策を見つけることが出来ました
復帰後に私は今まで抱えていた人間関係での悩みは大きく減りました
内観の有効性は多くの方が認めており、私も身をもって体感しています
ぜひ悩み事がある方は毎日の習慣に取り入れてみて下さい
必ずあなたの解決策を導き出してくれると信じています(^^
もし不明点や相違点などがあれば連絡を下さい!
皆でより良い人生を歩んでいきましょう、それではノシ
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