【メガネ屋の小話】メガネを買った時にもらえるレンズの袋って必要?捨てても大丈夫??

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眼鏡屋してます^^
メガネマン
メガネマン

どうも、現役メガネ屋店員のメガネマンです(^^

メガネ屋でメガネを作成、購入されたことがある方はこんな袋をもらったことはありませんか?

筆者(メガネマン)の中~近用メガネのレンズ袋

これは私が実際にメガネ屋を利用した際にもらった『レンズ袋』になります

ちょっとデザインや表記が違うけど、もらったことがある!

こんな袋もらったことないけど…必要なものなの?

結論から申し上げますと、メガネ屋(店員)によってレンズ袋を渡してくれるかは異なります

また、必ずしも保管しておく必要はありません

では、どうしてレンズ袋をくれる店とくれない店があるのでしょうか?

レンズ袋にはどのような意味があるのでしょうか?

今回はそんな疑問にお答えしていこうと思います(^^

こんな人に読んで欲しい

・『レンズ袋』や記載している内容について詳しく知りたい

・自分の使っているメガネのレンズについてあまり詳しく分からない

・レンズ袋を保管はしているが、どうすればいいのか困っている

レンズ袋はメーカーから入荷した際にレンズが入っていたパッケージ

加工前のレンズはまん丸なんです(^^

メガネ屋は基本的に自分のお店でレンズを削ってメガネを作成しています

そのレンズはレンズメーカーに注文をして仕入れるのですが、その際にレンズが入っているのが『レンズ袋』という訳です

余談ですが、ほとんどのメガネ屋では加工前のレンズのみの販売というのはしておりません

競合への流出、取引先との決まり、原価の関係など…様々な理由から販売が難しいのでご了承ください

レンズ袋ってつまりレンズを保護している袋ってこと?じゃあメガネが出来たら要らないじゃん!…もしかして、ゴミを渡された??

メガネマン
メガネマン

ゴミなんかじゃないよ(^^;

確かにメガネに加工した後のレンズ袋は不要ということで廃棄している、つまり渡していないメガネ屋もあります

一方で渡す店もあるのにはちゃんとした理由があります

どちらの店が正しいということはないのですが、しっかりと理由は知っておいた方がモヤモヤしなくて良いですよね(^^

次はレンズ袋を渡している店の理由について解説します

レンズ袋を渡している店に共通する『3つの理由』

既にレンズを加工して中身が入っていないレンズ袋をどうして渡したりするのでしょうか?

実際に私の働いている店舗ではレンズ袋を渡しています

競合店調査で訪れたメガネ屋の中でレンズ袋を渡している店があった時に理由を尋ねたところ、調査した店舗では全て似たような回答となりました
(ちなみに記事トップに載せているZoffのレンズ袋は通常は貰えないところをお願いして貰いました><)

回答をまとめると各店で共通の3つの理由がございました

  1. 使用しているレンズの情報をお客様に確認してほしい
  2. 注文したレンズで間違いなく作りましたという証拠として
  3. 次回、自店他店関係なくメガネを作る際に参考にする情報に

1.使用しているレンズの情報をお客様に確認してほしい

レンズ袋には様々な情報が記載されています

レンズメーカーやレンズの種類によって記載されている内容は全く違います

また専門的な内容も多く記載されていることがあり、「見てもよく分かんない!」という人もいると思います。分からないのが普通なので気にしなくても大丈夫です

ですが、度数表記と簡単な種類くらいは確認が出来ると自分のメガネについて把握出来ますし、より愛着が増すこと間違いなしです(^^)b

実際にレンズ袋の写真を撮ってみたので、詳しくみていきましょう♪

  • メーカー名:SAビジョン
  • 度数:S -0.00 / C -0.00(度無し)
  • レンズ径:75mm
  • レンズ設計:単焦点球面レンズ(1.60高屈折)
  • コーティング:多層膜ハードマルチコート、超撥水加工
  • 生産国:中国

レンズ袋を見るとこんなにいろいろな情報が分かるのね~♪

だけど情報量が多くて、よく分からない…

たくさん情報が書かれていますが、メガネ屋ではなく一般ユーザーとして確認しておきたいのは、

  • 度数がいくつなのか?
  • レンズは球面なのか?非球面なのか?
  • (可能ならば)屈折率はいくつなのか?

これだけでも十分です

どうしてもよく分からない!という方は、次回メガネを作る際に店にレンズ袋を持っていくのもおすすめです♪(詳しくは理由3を参照)

2.注文したレンズで間違いなく作りましたという証拠として

おい!俺は薄型レンズで注文したのに全然薄くないぞ!!さては俺を騙しているな~!!!

稀にですが、出来上がったメガネをお渡しの際に「注文したものと違う」という声や「有名メーカーのレンズを使っている証拠が欲しい」というお客様もいらっしゃいます

完成したメガネがご希望に沿えないのはメガネ屋としての技量不足でもあり、非常に申し訳ないことです

それでもレンズ自体が間違っているのではないか?という疑問にはレンズ袋があればご説明も出来ます

またどんなレンズを使っているのかをお客様にも情報としてお渡しが出来るので保証書とは違う、証明書(証拠)のようなものだと考えています

3.次回、自店他店関係なくメガネを作る際に参考にする情報に

ここまでの話でレンズ袋が大切なのは分かったわ。だけど、保管してたとしてもその後はどうしたらいいの?

お店によっては保証書に度数とか載っているし、やっぱり必要ないんじゃないの?

ずっと同じメガネ屋で作り続けるのであればレンズ袋が無くても問題ないかもしれません

しかし、前回とは違うメガネ屋で作る際やオンラインでの購入の際はレンズ袋があるとより安心してメガネの購入が出来ます

その理由としては、同じ度数でもレンズのメーカー、種類が違うと見え方が変わってしまうからです

今のメガネが快適に見えているという方であれば尚更です

ぜひレンズ袋を保管している方は次回作成時にメガネ屋に持参してみましょう

メガネマン
メガネマン

こやつ…出来るっ!

というだけでなく、どんなレンズを使っているのかが分かるのでより深いご提案が可能になります

メガネ屋で楽しみにお待ちしています(^^

まとめ「レンズ袋があるとより詳細な情報が分かる、次回作成に有用」

レンズ袋があると貴方にも、メガネ屋にも双方にメリットがあるのが分かっていただけたでしょうか?

ただし、最初に書いた通り「この店はレンズ袋をくれないから悪い店だ」ということは決してありません

渡す店も渡さない店もそれぞれの考えがあってのことなのでどちらかが正しいということではありません

レンズ袋が必要な場合は事前にお店に伝えておきましょう!

貴方の視生活がより豊かになりますように(^^

それではノシ

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